【GATEと人】#6 まだ知らない!地域プレイヤーのB面 今川宗一郎さん – 瀬戸内ワークスレジデンス GATE|地域とつながるシェアハウス

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【GATEと人】#6 まだ知らない!地域プレイヤーのB面 今川宗一郎さん

こんにちは!瀬戸内ワークスレジデンス「GATE」のSNSプロモーターを務めている中村彩です♪

夏が終わって秋が来るかと思ったら、夜は一気に冷え込みますね。寒くなりそうだとコートを持って行った日に限って暑くて、薄着の日に限って想像以上に冷え込むのはなんなんでしょう。こうやって気温に文句を付けていたらあっという間に冬になるんでしょうね。

 

私が思うGATEの一番の魅力は、ただ宿泊するだけでなく地域の人との繋がりを生み、地域コミュニティに入る玄関口になっていること。「GATEと人」シリーズでは、GATE宿泊者との交流が多く、三豊市で魅力的な活動をしている人にスポットライトを当て、その人の過去・今・未来を長編記事でご紹介しています。

 

第6回目は、今川宗一郎さん。仁尾町のスーパー「ショッピングストアー今川」の3代目。家業だけに留まらず、三豊の人々を巻き込みながら多数のプロジェクトを生み出しています。三豊観光をした人なら一度は見た事がある、父母ヶ浜にある大きなイラスト顔ロゴの主でもあります。

さまざまなメディアで多数の取材記事が出ている宗一郎さん。今回は「まだ知らない、地域プレイヤーのB面」をテーマに別角度から宗一郎さんの素顔に迫りました。

>小さい頃の話を教えてください。

「1986年、仁尾町出身です。姉2人がいる長男で、かなり可愛がられて育ちました。小さい頃は意外とインドア派で、家でおもちゃ遊びするのが一番楽しかった。あとは絵を描くのも好きでした。何かに没頭して自分の世界観を表現する、1人の時間が好きだったんだと思います。夏は父母ヶ浜でたくさん海水浴をしました。

 

学校では、あんまり話を聞かないとか、忘れ物とかの理由でたくさん先生に怒られてた(笑)

でも誰とでも仲良くなれるタイプだったので友達も多く、学校は楽しかったです。

家で過ごすのも好きで、学校から帰ってこたつで昼寝をするのがめちゃめちゃ気持ちよかったな〜〜〜起きたら晩御飯が出来上がってて、まじで最高だった(笑)

この時はまだ地元愛とか地域について考えるってことはなく。ていうか、そういうことを考えるようになったのは本当に最近のことです。

小学校の卒業文集では、将来の夢は店を継いで大きくすることだと書きました。小さい頃から今まで、この目標は変わっていません。というと、すごく大層に聞こえちゃうかもしれないけど、僕は勉強がほんっとに嫌いで「どうせ店継ぐしな〜」というと勉強から逃れられる瞬間があったりなかったりして。めっちゃ助かってましたね。」

 

>中学では何部だったんですか?

「小学校2年生から野球をやってたので、その流れで野球部に入りました。

なんか、今の風貌もめっちゃ野球部っぽくない??これでサッカー部やったらびっくりするやろ??(笑)

高校は野球推薦で、地元の工業高校に進みました。スーパー継ぐって言ってるのに工業?って感じやんね。興味ないことは全然頑張れなかったので、ガス溶接ぜんぜんできなかったな・・・・」

 

>高校生の宗一郎さんが一番興味あったことを教えてください

「やっぱり野球ですね。毎日ずっと部活で、野球漬けの日々を送っていました。

あ、あと当時付き合ってた彼女かな。月に1日しか部活休みがないんだけどその日は絶対彼女と過ごしてた。宇多津のビブレでデートしたり、あの頃めっちゃ楽しかったな〜〜(遠い目)

工業高校だったので、学校は男子ばっかりで。むさくて嫌やな〜って思うこともあったけどガキンチョのノリで馬鹿騒ぎするのは楽しかった。今のノリの軽さは高校時代に形成されたのかなと思ってます。」

 

>ちなみに、初めて買ったCDは??

「ゆずの『からっぽ』です。」

 

>高校を卒業してから、どのような進路を選びましたか?

「県外にある大学の経済学部に進学しました。でもホームシックが本当に辛くて・・・・

数ヶ月で三豊に帰ってくることになりました。

そこから実家のスーパーを手伝うことに。商工会のイベントで手伝いをするとか、地域活動はその頃からやってたんだけど、ちゃんと自分の頭で地域のことを考え始めたのは20代後半の頃です。きっかけは半年間の経営プログラムに参加したこと。何のために働いてるか、何のために経営しているかというシンプルな問いを半年間かけて考えていくものでした。

そこで気づいたのは、自分やこのお店が地域を支えているというより、地域の方がこのお店を支えてくれているんだ、ということ。じゃあこの町に恩返ししなきゃいかんよね、と思い立ったのが26歳の時です。」

>そこからの宗一郎さんのご活躍については、他メディアでも詳しく取り上げられていると思います。ここでは逆に、活動していく中でつまずいたり失敗したりした話を聞かせてほしいです!

「町に恩返ししたいと決意してから、仁尾町でいくつかの事業を引き継ぎました。また、当時話題になり始めていた父母ヶ浜で、2019年に日本初のコミュニケーションコーヒースタンドとして『宗一郎珈琲』をオープンしました。

経営は全て実践の中から学んだので、もちろん失敗したこともあります。例えば数年前に始めた豆腐屋さん。世代超えて集まれる場所を作りたいと思い、コミュニケーションツールとして全世代が好きなものを考えて豆腐に辿り着きました。でも思った以上に売れなかったし、売れても店頭で売れる数には限界があるんよね。

みんな買い物はスーパーで終わらせてしまうし、わざわざ豆腐だけを買いにくるというのはハードルが高かった。他の豆腐屋さんがどうやって収益を出しているかというと、店頭の小売じゃなくて給食センターとかの大型の卸しだったんだよね。全部やってみて気づいたことです。

あとはコミュニケーションミスでダメになったプロジェクトもある。その時のよくなかったポイントは、反対する地域の仲間たちの声を押し切って進めてしまったことと、自分だけが相手とメッセージのやり取りをしてて、地域の仲間への共有がうまくいってなかったこと。それはすごく反省してて、以降は常に数人でミーティングするようにしたり、メッセージもグループチャット内でするようにしたりして改善しています。」

 

>失敗しても、また攻めの姿勢でチャレンジする宗一郎さんの強さの秘訣は??

「常に次のカードを準備しておくことです。『このカードに、俺の人生全てをかける・・・・!!!』というよりは、失敗した時のことも想像して次に打つ手を2〜3パターン考えておくと焦らずに済みます。

あとこれは、次に失敗しないための工夫なんだけど、失敗した経験から自分の苦手なところをしっかり把握して、次はそこを誰かに任せるという決断をすることも大事です。例えば僕はディレクションが苦手なので、そこはできる人に積極的にお願いするようにしてます。」

>詳しくありがとうございます。続いて、最近の宗一郎さんの1日の過ごし方を教えてほしいです。

「僕、ショートスリーパーなんですよ。2時くらいに寝て、6時ごろ起きて6時半スタートの魚の仕入れに行っています。午前中は魚を捌いて、昼からは打ち合わせや新規事業のこととかをやるって感じです。

日が落ちたら遊ぶって決めているので、夜は基本仕事を入れずに18時前に切り上げて、会食や1人の時間を楽しんだりしてます。」

>宗一郎さんの趣味と今一番したいことを教えてください!

「それ、いつも聞かれて困るんよな〜〜あんまり思い当たるのがなくて。

強いて言えばお酒かな。ハーパーのハイボール(大)が好き。冬は熱燗だよね。あ、でも、※マーク付けて ”ただ熱燗の味はわからない” って書いといてね(笑)

今一番したいことはキャンプ。海が近くにあってそこでコーヒースタンドをやってるもんだから、綺麗な夕日を見ても『今日はコーヒー売れてるかな?』とか考えちゃってオフになれない。

だから山に行って完全にオフな時間を過ごしたいな〜〜〜そしてハーパーを飲みたい。

県内でいいキャンプスポット知ってる方いたら教えてほしいです!」

 

 

編集後記

第6回は今川宗一郎さんにインタビュー!!「地域プレイヤーのB面」と題して、幼少期の思い出から好きなお酒まで、深掘りさせていただきました。この取材をするまで、宗一郎さんと2人でじっくりお話しする機会はなかったんですが、取材を通して優しい人柄と楽しいエピソードに触れて、皆から愛される理由がわかった気がします。

取材の中で印象的だったのは、最近流行っているアプリについて話したくだり。「これ知ってる?」と、取材当時まだユーザー数が少なかった『BeReal.』を教えてくれました。三豊の仲間たちと日常の一コマを共有しているそう。若者の間でホットな情報を三豊のお兄さんから教えてもらうという、不思議な体験でした(笑)

仁尾町を中心にスーパーかつウルトラなチャレンジを続ける宗一郎さんに目が離せません!

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