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【GATE利用者インタビュー④】
瀬戸内ワークスレジデンス「GATE」ってどんな場所? 何ができるの? どんな人が利用している? さまざまな疑問にお答えするべく、今回はGATE利用者にインタビューしました! 第4回目は、2020年10月に香川県三豊市に移住してきた橋村愛希葉さん。出身地である高松市ではなく、三豊市を移住先として選んだ理由や、仮の住まいとして飛び込んだGATEの魅力を語ってもらいました。
話を聞いた人:橋村愛希葉さん
■Profile
1995年 香川県高松市出身。高校卒業まで同市で過ごす。
2014年 外国語大学進学のため、大阪で一人暮らしを始める。
2018年 大学卒業後フランスへ渡航し、社会人生活を送る。
2020年 現地の日本国総領事館勤務の任期を終えて帰国。
2020年 7月 かねてより気になっていた三豊市を複数回視察。
2020年10月 知人に紹介してもらったGATEで三豊暮らしを開始。
2021年 4月 入居先が見つかり、三豊での一人暮らしをスタート。
――香川県の高松出身の方が、GATE滞在を経て、同じ県内の三豊へ移住してくれるとは、とても嬉しい事のような気がします!
いつ頃から、三豊に興味を持ち始めたのですか?
2018年春の大学卒業後、フランスのストラスブールへ在外公館の派遣員として2年間働いていました。
フランスにいたころから、父母ヶ浜の盛り上がりはもちろん、2019年にはニューヨークタイムズ誌に紫雲出山が掲載されるなど、世界でも話題の三豊の魅力PRが届いていました。香川県内で、以前はそんなに注目されていなかった場所で、何が起こっているのかとても気になりました。
(フランス勤務時代)
――フランスまで三豊の情報が届いているとは!!! 嬉しいです。
2年の任期を終えて、2020年春に日本へ帰国した時には、これからのことはどう考えていたのですか?
まずは、実家のある香川県高松市に戻りましたが、海外と関わり続けられる自分だけのビジネスを作りたいと思っていました。そして、その拠点も自分が好きだと思う場所に住んで取り組みたいと考えていました。
なので、日本への帰国後、ずっと気になっていた三豊市へ何度か訪問しました。
――実際に来てみた印象はどうでしたか?
三豊訪問でお会いした方たち、パワーがあるな~!の一言です。
まず「個性豊かな方が多い」、そして「チャレンジし続ける情熱が熱い」、さらに「共創する空気感」がとても魅力的に見えました。
そして、これは不思議なのですが、海外経験が豊富な方が多く、国際リテラシーの高さと寛大さも備わっていて、田舎でありながらインターナショナルな感覚も持ち続けられるような予感がしました。そんな三豊の土地が持つ力や、出会った方たちの生き方と働き方の魅力もプラスに感じて、新しいチャレンジをするなら三豊に住みながらにしたいなと考えるようになりました!
――なるほど!そして、三豊への入り口として、GATEでの生活を始められたのですね!
2020年10月頃から、GATEに住み始めました。
「GATE」の名の通り「三豊への入り口」となりました。寝具の整った個室空間があり、キッチン設備もそろい、そして程よく集まれるコミュニティースペースもあるので、身体一つで飛び込んでもすぐに暮らせたことは、とても楽なスタートとなりました。
(紫雲出山でのお花見)
――滞在中に感じたGATEの魅力を教えてください!
大きくまとめると、3つになるでしょうか。
- 人との繋がりが自然と形成されたこと
オーナーの原田さんや地元でGATEにつながりのある人たちが定期的に出入りしているので、地元のいろんな情報を教えてもらうことができました。また、GATEに滞在に来る方たちもユニークな人たちが多く、ある意味日本全国でいろいろな働き方をしている人たちに出会えました。
- 色んなイベントやプロジェクトを紹介された
結局、半年近く滞在していたのですが、その間、地域のイベントや新しく立ち上がるプロジェクトの話など、近い距離で聞くことができて、地域の熱量を感じました。
- 土地勘を掴んでから家探しができたこと
滞在している間に、地域のことを自分のペースで知ることができました。それから、信頼できる不動産屋さんの協力を得ながら、納得できるまで調べたうえで、自分が住む場所を選ぶことができました。
三豊での生活が楽しすぎて、大学時代の友人も誘ってしまったほどです!
おかげで楽しいシェアハウス生活を送ることができました。
*友人は、GATEインタビュー③の萩原杏香さんです。
――2021年春にはGATEを出て自分の家を借り、いよいよ三豊生活の第一章が始まったんですね!?
GATEでたくさんの方に会いながら暮らしていたのとは一変し、1人で過ごす時間も増え、そのタイミングで「自分の強み」を深く考えました。
フランスでの2年間、そして三豊市での半年の暮らしを経て、フランスの良いものを知っていること、三豊の良いものを外に発信できる力、この2つを持っていることが私の強みだなと感じました。
第一弾として、フランスで感じたハーブやお茶の魅力を、元々日本にあった薬膳と結びつけて、日常のなかでおしゃれにお茶を楽しめる文化を盛り上げたいと、「INFUSION」という新ブランド商品を企画し、クラウドファンディングに挑戦しました。
◎「お茶好き待望!急須いらずのサステナブルボトルINFUSION(インフュージョン)」
https://www.makuake.com/project/infusion/
――チャレンジが形になっていますね! 素敵な商品、私もクラウドファンディングで応援させてもらいました
GATEを出てすぐにこのようなチャレンジができたことは、GATEに滞在していた半年の過ごし方は大きかったと思います!
――そこのところ、詳しく聞かせてください!
三豊は何をやっても喜んでもらえるような、良い意味での余白がたっぷりあるんです!
何に興味があり、どんなことがしたくて、今何に困っているということを周囲に伝えておくと、自然と案件や解決策がやってきます(笑)
なので、GATE滞在中に、ぜひ種まきをしてください!
たくさんの種をまいておいたことで、少し時間が経った今になって、いろいろな情報やサポートが詰まっていると実感しています。
今回のクラウドファンディングも、準備は大変でしたが、たくさんの三豊で出会った方たちにサポートをしてもらうことができました。
(地域事業者との共同イベントにて)
――なるほど! それはGATE滞在の秘訣ともいえる貴重なお言葉ですね!
いきなり「飛び込む移住」ではなくて、コミュニティに助けてもらいながら、自分なりのペースで新拠点での生活を始められるって、いいですね!
最後に、これからの展望をお聞かせください。
三豊で事業をつくり、確立させたいです。
GATEは、移住者である私に対して「暮らし」と「コミュニティ」を与えてくれました。
今も、コミュニティマネージャーとしてGATEに関わらせてもらっているので、数年後には三豊インしたその日から「仕事」を提供できるような事業を完成させておきたいです。
そこから、GATE利用者には、ぜひ地域のキーパーソンになっていただきたいですね!
さらに、GATEでシェアハウス生活を送った友人と現在プロジェクト中なので乞うご期待です!
(GATEでシェアハウス生活を共に送った友人と)
📎オススメコーナー
・「はるか」というはちみつレモンのような柑橘品種
・たくまシーマックスのジムと温泉に入り浸ること
・夏に名部戸海水浴場で日焼けをすること
・荘内半島の海岸線をドライブまたはサイクリング
・事業者仲間の方々と美味しいワインを飲むこと