瀬戸内海の自然を満喫できるグランピング施設のスタッフを募集! – 瀬戸内ワークスレジデンス GATE|地域とつながるシェアハウス

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株式会社菅組

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瀬戸内海の自然を満喫できるグランピング施設のスタッフを募集!

 

 「日本のウユニ塩湖」とも呼ばれる、三豊市仁尾町の父母ヶ浜。砂浜にできる潮だまりが「天空を映し出す鏡のよう」とSNS上で話題になり、今では大勢の観光客が訪れる人気の観光スポットです。

 

 その父母ヶ浜から歩いて約4分。瀬戸内海を一望できる場所に、今回の求人場所があります。「NIO SUNSET PEAK」(仁尾サンセットピーク)。手ぶらで贅沢なキャンプを楽しめる、1日2組限定のグランピング施設です。

 

 

 施設内では、立って歩けるほどの大きなドーム型テントや、薪で焚く露天五右衛門風呂、温水シャワーなどを利用できます。バーベキュー用のグリルや食器類も揃っているので、食材を持ち込めば手軽にキャンプを楽しむことができます。

 

 

 

 そして何より魅力的なのが、1年を通して幻想的な夕暮れを愉しめること。「マジックアワー」と呼ばれる、夕日が沈んでからの刻々と変わる空色の美しさは息を呑むほど。自然が織りなす絶景が、キャンプをより思い出深いものにしてくれます。

 

 

 今回はここ、仁尾サンセットピークで働くスタッフを募集します。

建築で街の風景をつくる

 サンセットピークを運営するのは、仁尾を代表する老舗企業・菅組。創業は1909年、社員数150人(2019年10月現在)を誇る建設会社です。一般住宅はもちろん、病院や商業施設、神社の建築や古民家の改修に至るまで、幅広く地域づくりに貢献しています。

 

 父母ヶ浜から車で2~3分の場所にある本社を訪れると、社長の菅徹夫さんが出迎えてくれました。

 

 

「この地に生まれ育った企業ですので、香川の文化や産業を一番大切にしたい。創業以来、昔も今も変わらず地域第一主義でやっています」

 

 そう穏やかに話す菅社長。柔らかな言葉の節々に、讃岐への強い愛着が感じられます。  

 

「仁尾は非常に温暖な気候で、災害が少ない地域です。私はよく、『溜池と、おむすび山と、ベーハ小屋』と言うんですけど、これらに象徴される讃岐の独特の景色や風景が、ここにはあります。しかも、一方は海に面していて、三方は山に囲まれている。陸続きでありながらも、瀬戸内海に浮かぶ小さな島のような感じなんですね。そんな特別な地形であるために、独特の雰囲気を維持しているかもしれません」

 

 確かに、仁尾の街を歩いていると、温かくのんびりとした気持ちになります。

 

「『仁尾時間』などと言われますけれど、ここでは時間の流れ方が非常にスローな感じがしますね。のんびりした気候や土地柄が、いい意味で、暮らす人の気質にも反映されているんじゃないでしょうか」

 

 そんな菅組のキャッチフレーズは「木とともに」。木造の建物にはできるだけ地元の木を使うなど、自然との共生を念頭に置いて建造物を手掛けています。

 

「木造にする意味の一つは、鉄筋コンクリートやRC造に比べて環境負荷が少ないということです。自然の素材を使うがゆえに生まれる、居住性の良さも魅力です。そこで、十数年前から工場やオフィスなど、住宅以外の建物もできるだけ木造にしようという動きを強めています」

 

 えっ、工場やオフィスも木造でできるのですか?

 

「実は、木造でできる場合が結構あるのです。最近は、政府からも木造を推進する動きが出ていますし、お客様の意識も変わってきたように思います。元々、日本は木の文化がある国ですし、木の良さが改めて見直されています」  

 

 

 建築のことになると、心なしか饒舌になる菅社長。地元の木を使うのは、なぜなのでしょうか?  

 

「1997年くらいから、私自身の環境に対する意識が覚醒されてきまして。ビオトープが、あらゆるものの最上位概念であると考えるようになったんですね。建築をビオトープのひとつとして捉えたい。そのためには、何ができるんだろうと」

 

 ビオトープとは生態系のこと。「健全な生態系がないと、経済も社会も、私たちの健康も成り立たない。生態系が、すべての根底にあるわけです」と菅社長は言います。

 

「たとえば、木造建築には地元の木や国産材を使おうというのも、生態系を意識してのことです。品質というと、強度や見た目の美しさ、材質が傷つきにくいといった点に目が向きがちですが、そういうことに加えて、木材の産地もとても大事なのです。私はこれを『環境への品質』と呼んでいます」

 

 生態系に配慮した建築を手がけるのと同時に、近年力を入れているのが古民家の再生です。

 

「建築の仕事は、街の風景をつくる仕事です。仁尾には結構古い建物が残っていまして、『これは残したいな』というものがいくつもあります。とはいえ、文化財として保護するだけではなく、価値があるものに再生し、事業として収益を生み出せる形にして継続していけないかと」

 

 事業化してこそ、持続的な取り組みになるということですね。

 

「事業化できて初めて、残す価値が生まれると私は考えています。ある意味、事業化できないものは、現代社会には必要がないものなのかもしれません」

 

 古民家を生かす方法のひとつが、宿泊事業の展開です。2018年10月には、古民家を使った宿泊施設を運営するためのチームを社内に発足しました。

 

 今後は造園も手がける予定だそう。取り組みの端々に、老舗の伝統を守りながらも、新たなことに挑む前向きな姿勢が感じられます。

未来のキャンプ場経営者、募集!

 

 木を大切にし、地域と自然とともに生きる。それは、菅組が仁尾で手がける古材と薪ストーブのお店「古木里庫」(こきりこ)にも表れています。

 

 古木里庫は、これまで産業廃棄物として処分していた木材や古建具などを保管・販売するスペースです。建築物の解体で出た柱や梁、欄間、格子戸や古民具など、およそ300点の商品を扱っています。

 

 そのすぐ近くにあるのが、冒頭で紹介した仁尾サンセットピーク。今回の求人の募集先です。仕事内容は、テントの設営や宿泊客の対応、施設の清掃や食器洗いなど、運営にまつわる業務全般になります。

 

「今は古木里庫のスタッフが手分けして対応していますが、休日に予約が集中するので、なかなか大変なんですね。そのあたりの一切を引き受けていただけると、すごくありがたいです」

 

 最初は繁忙期に手伝う形になりますが、「ゆくゆくは、興味がある方に運営をすべてお任せするのが一番いいと思っています」と菅社長。

 

 ということは、「未来の経営者、募集!」というイメージでしょうか?

 

「本当はそうなんです。もちろん、私たちにできることはフォローさせていただきます」  

 

 なんとも夢が広がる話です。求める人物像はありますか?  

 

「菅組の対外的なイメージにも影響するので、好感の持てる運営をしていただければ。あと、キャンプ施設ではありますが、建築というものを面白がれる方がいいですね。菅組は建設会社です。たとえば、総務や事務系の社員が建築のことを語れると、会社のイメージが上がるじゃないですか。建築が好きな人たちが集まる会社でありたいですね」

 

 観光業や宿泊業に興味がある人はもちろん、瀬戸内海の豊かな自然を味わいながら、仁尾ならではの仕事にチャレンジしたい人。建築に興味がある人。そして将来、自分で事業を運営してみたい人。  

 

 そんな人には、またとないチャンスかもしれません。老舗企業の深い知見や哲学に触れながら、仁尾の観光業を盛り立ててください。  

 

(情報掲載日 2020/03/19)

募集要項

テーマ 菅組の「仁尾サンセットピーク」運営スタッフ募集
職種 グランピング施設の運営スタッフ
主な業務内容 父母ヶ浜を見下ろせる高台にある、グランピング施設の準備・片付けの仕事です。勤務期間や勤務時間などは相談に応じますが、7月~9月の期間は特に大歓迎です。
雇用形態 アルバイト
給与 時給1200円
勤務時間 1日3時間程度
休日・休暇 不定期
応募資格 普通運転免許をお持ちの方
求める人材像 明るくて体力に自信のある方
採用人数 2名
選考プロセス 面接あり

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